臨時営業セミナー。。。
こんにちは。
いやー、、風が冷たいこと。。(相変わらず体調は最悪です。。)
さて、
あまりに体調が悪いので本日は会社から一歩も出てません。(通ってくるのもなんか大変でした。)
週末だし見たい物件もあったのですが、それは明日にでも見に行こうということで社内で傘地蔵と化した午後。。
彼は突然やってきました。。ピンポーン
最近、会社への営業ってとても増えてるんですが(不況だからでしょうか)やってくる営業マン、基本的にヘタレ系が多いです。
彼も結構ヘタレ系の若造なんですが、、、ちょっとは相手をしないといけないかもしれない相手。。
そう、彼は某ノンバンクの営業です。。
不動産屋は金貸しとは切っても切れない縁です。
どんな営業が来ても話くらいは聞いてあげるが吉です。
ワタクシの知るノンバンクの営業ってどいつもこいつも野心ギラギラですw。(油断したら食い殺されそうですw)
じゃないとこんな金融の世界じゃ生き残れません。。
しかし、彼は見る限り典型的な草食系。(たぶん前世はウサギとかシマウマとかでしょう)
訪問マニュアルとかあるんでしょうけど投げる言葉のヒネリのかけらも無い極めて直球です。(野球で言うと外角高めのストレート。まさに打ち頃の棒ダマです。。)
「ご融資のご用命はありませんでしょうか?」
・・・・
・・・・
あーた、それじゃナニワ金融道のテレアポじゃんwww。
(それじゃ何年掛かっても見込み客すら引っ掛からないってww)
そろそろ北風も吹き始めた昨今、、こんな営業スタイルじゃ仕事覚える前に新橋のSL広場とかで凍死しちゃうんじゃないかと。。。(マッチ売りの少女みたいです)
「うーん、、とりあえず中に入ったら?」
見ていてあまりに痛々しいので部屋に上げました。
彼の名前は堀江君(仮名)。
今年入った新人らしく、外回り専門の営業部隊だそうです。
金融系志望じゃなかったらしくよくわからないままこの業界に入ったらしいのですが、案の定、成績はあまりよろしくないようです。。
たぶんこの営業スタイルじゃ成績も上がらないでしょう。。
今日はワタクシ、外に出る気も無かったしやることも少ないので臨時営業セミナーをやってあげました。(もちろんお代はいただきませんw)
まず、インターホン鳴らして「融資のご用命はありませんか?」じゃ話にならないのできっかけ作りの会話を伝授。。
不動産屋に来るならそういう言い回しじゃ相手にされないのでこういう設定はいかがでしょう。。
●うちはノンバンクなんですが実は融資の決まってるお客さんがいます
●しかしその物件を買おうとしたら他に取られてしまった
●融資が決まってたのに物件を買えないんじゃ気の毒なのでワタクシもこうやってチカラのありそうな(←ここ重要です)不動産屋さんを回って物件を探してるんです。。
●ということで何かすっばらしい物件情報をお持ちじゃないでしょうか?えぇ、、ホント融資はきっちり付くんデスヨ。。ハイ。。
もちろんノンバンクの営業なんですから間違っても「探してる物件は3億のRCで、、」なんて無茶なロットの作り話はダメですよ。(そんな適当なウソつくとすぐバレちゃいますw)
こんな感じでツボを押さえた話し方をすれば恐らく半分くらいの不動産屋さんは話を聞いてくれると思います。
ま、ホントはいきなり不動産屋を訪ねて行くのはあまりに不審者ですが、「事前に御社のHPを見ていてもたってもいられなくなりまして、、」なんて言ったら相手もまんざらじゃないでしょう。
そこで不動産屋と名刺交換出来たらシメたものです。
これで得意営業先の出来上がりです。
あとは頻繁に電話して「なにかいい物件はありませんかねー」って聞いてるうちに
「そういやオタクうちの仕入れとかでもカネ貸してくれる?」なんてこと聞かれるかもしれません。
得意先を拡充していくにはこういうスタイルの方が今のやり方よりは少しはマシじゃないかと。。。
大家さんで賃貸の客付けを不動産屋さんに頼むときにもこの手法って応用できるのでよかったら使ってみてください。
ついでにテレアポの上手な取り方も伝授。。
とにかく営業電話は相手にメリットがなければ聞いちゃくれません。ガチャ切りされないようにするにはまず相手のメリットを先に伝えることです。
あとは「相手がこう言ってきたらこう切り返す」とか「興味をしめして来たらこう話す」とかなんだかんだで1時間くらいいろいろ伝授しました。
これでもし彼の成績が上がって偉くなることがあればワタクシの事を「人生の恩人」とか崇めてくれて「オオカミさんのところならバンバン融資しますよ」とか言うかもしれません。。(「あの時、あの人がいなかったら私はきっとこの業界にはいなかったでしょう」とか本書かねーかなw)
何事も一期一会。一宿一飯の恩ってやつです。
こうやって若いやつがどんどん育ってワタクシのようなロートルを食わせてくれるようになったらありがたい話です。
ってなわけで、
「今日はいろいろ教えていただいてありがとうございました」
と明るく帰って行きましたが、彼が帰ってからワタクシ、気づきえました。。
もしかしてこれが彼の営業スタイルなんじゃん?

まんまと引っ掛かったんじゃんw
いやー、、風が冷たいこと。。(相変わらず体調は最悪です。。)
さて、
あまりに体調が悪いので本日は会社から一歩も出てません。(通ってくるのもなんか大変でした。)
週末だし見たい物件もあったのですが、それは明日にでも見に行こうということで社内で傘地蔵と化した午後。。
彼は突然やってきました。。ピンポーン
最近、会社への営業ってとても増えてるんですが(不況だからでしょうか)やってくる営業マン、基本的にヘタレ系が多いです。
彼も結構ヘタレ系の若造なんですが、、、ちょっとは相手をしないといけないかもしれない相手。。
そう、彼は某ノンバンクの営業です。。
不動産屋は金貸しとは切っても切れない縁です。
どんな営業が来ても話くらいは聞いてあげるが吉です。
ワタクシの知るノンバンクの営業ってどいつもこいつも野心ギラギラですw。(油断したら食い殺されそうですw)
じゃないとこんな金融の世界じゃ生き残れません。。
しかし、彼は見る限り典型的な草食系。(たぶん前世はウサギとかシマウマとかでしょう)
訪問マニュアルとかあるんでしょうけど投げる言葉のヒネリのかけらも無い極めて直球です。(野球で言うと外角高めのストレート。まさに打ち頃の棒ダマです。。)
「ご融資のご用命はありませんでしょうか?」
・・・・
・・・・
あーた、それじゃナニワ金融道のテレアポじゃんwww。
(それじゃ何年掛かっても見込み客すら引っ掛からないってww)
そろそろ北風も吹き始めた昨今、、こんな営業スタイルじゃ仕事覚える前に新橋のSL広場とかで凍死しちゃうんじゃないかと。。。(マッチ売りの少女みたいです)
「うーん、、とりあえず中に入ったら?」
見ていてあまりに痛々しいので部屋に上げました。
彼の名前は堀江君(仮名)。
今年入った新人らしく、外回り専門の営業部隊だそうです。
金融系志望じゃなかったらしくよくわからないままこの業界に入ったらしいのですが、案の定、成績はあまりよろしくないようです。。
たぶんこの営業スタイルじゃ成績も上がらないでしょう。。
今日はワタクシ、外に出る気も無かったしやることも少ないので臨時営業セミナーをやってあげました。(もちろんお代はいただきませんw)
まず、インターホン鳴らして「融資のご用命はありませんか?」じゃ話にならないのできっかけ作りの会話を伝授。。
不動産屋に来るならそういう言い回しじゃ相手にされないのでこういう設定はいかがでしょう。。
●うちはノンバンクなんですが実は融資の決まってるお客さんがいます
●しかしその物件を買おうとしたら他に取られてしまった
●融資が決まってたのに物件を買えないんじゃ気の毒なのでワタクシもこうやってチカラのありそうな(←ここ重要です)不動産屋さんを回って物件を探してるんです。。
●ということで何かすっばらしい物件情報をお持ちじゃないでしょうか?えぇ、、ホント融資はきっちり付くんデスヨ。。ハイ。。
もちろんノンバンクの営業なんですから間違っても「探してる物件は3億のRCで、、」なんて無茶なロットの作り話はダメですよ。(そんな適当なウソつくとすぐバレちゃいますw)
こんな感じでツボを押さえた話し方をすれば恐らく半分くらいの不動産屋さんは話を聞いてくれると思います。
ま、ホントはいきなり不動産屋を訪ねて行くのはあまりに不審者ですが、「事前に御社のHPを見ていてもたってもいられなくなりまして、、」なんて言ったら相手もまんざらじゃないでしょう。
そこで不動産屋と名刺交換出来たらシメたものです。
これで得意営業先の出来上がりです。
あとは頻繁に電話して「なにかいい物件はありませんかねー」って聞いてるうちに
「そういやオタクうちの仕入れとかでもカネ貸してくれる?」なんてこと聞かれるかもしれません。
得意先を拡充していくにはこういうスタイルの方が今のやり方よりは少しはマシじゃないかと。。。
大家さんで賃貸の客付けを不動産屋さんに頼むときにもこの手法って応用できるのでよかったら使ってみてください。
ついでにテレアポの上手な取り方も伝授。。
とにかく営業電話は相手にメリットがなければ聞いちゃくれません。ガチャ切りされないようにするにはまず相手のメリットを先に伝えることです。
あとは「相手がこう言ってきたらこう切り返す」とか「興味をしめして来たらこう話す」とかなんだかんだで1時間くらいいろいろ伝授しました。
これでもし彼の成績が上がって偉くなることがあればワタクシの事を「人生の恩人」とか崇めてくれて「オオカミさんのところならバンバン融資しますよ」とか言うかもしれません。。(「あの時、あの人がいなかったら私はきっとこの業界にはいなかったでしょう」とか本書かねーかなw)
何事も一期一会。一宿一飯の恩ってやつです。
こうやって若いやつがどんどん育ってワタクシのようなロートルを食わせてくれるようになったらありがたい話です。
ってなわけで、
「今日はいろいろ教えていただいてありがとうございました」
と明るく帰って行きましたが、彼が帰ってからワタクシ、気づきえました。。
もしかしてこれが彼の営業スタイルなんじゃん?

まんまと引っ掛かったんじゃんw