なんちゃってローンの話
ランキング1位の地位が危ういので急遽更新w
こんにちは。
今さら的な話なのでわざわざブログで取り上げる話でもない話題で投資マンションのいわゆる「なんちゃってローン」というのがあります。
さすがにこのブログの読者クラスになると知らない人はいないだろうし仮にこれをやってたとしてもそれなりにリスクヘッジも出来てるから心配することもないとは思ってましたが、、
会計検査院からの指摘でとうとうこのパンドラの箱がこじ開けられることになったようでございます。。。。
住宅ローン「フラット35」、無届け賃貸・目的外転用など違反56件…会計検査院が指摘
記事にもありますがいわゆる住宅ローンを使って投資用マンションを買うとバレた時が大変というのは散々語られていてやるにしてもリスクをちゃんと計算してやってる人は静かにこっそりやってたはずですが、、これを悪用する不動産業者もいまだに多く、同時に低金利で始められる手軽な不動産投資()なんて誘い文句を真に受けてロクに対策を打つことなくやってた人がまだたくさんいらっしゃるようですね。
でもフラット35やってたアルヒも債券買ってた機構も融資後のチェックが甘かったようで(まあ、甘いから不動産業者も寄ってたかって使ってたんですけどw)今回、初めて会計検査院からの指摘で否応なしにチェック体制を強化する羽目になりました。
記事にもありますが、今までは手紙なんかでのチェックでしたので現地ポストなんかで対応出来てたのに「現地調査」まで織り込まれてしまうと債務者ではなく単なる賃借人が住んでるケースだとたちまち不正がバレてしまうし今回は機構も本気で対策してるところを会計検査院に見せないといけない関係で相当数の不正利用が露呈してしまうのではないかと思います。
昨今のアルヒの中の人の話ではこの不正については調査室を設けてちゃんと調査するようになったそうで見つかるとかなりきついお灸が待ってます。(実際に一括返済を迫られてる人も相当数いるとのことです)
しかし、今回は国側のチェックが厳しくなることでこの現地調査の本気度次第では今まで無事回避できてた人までもが対象になってしまい下手すると相当数の一括返済物件が増えてしまい任意整理屋さんが大忙しになる可能性を秘めております。
今までもこのなんちゃってローンで一括返済を強いられた人もいるでしょうけど会計検査院が動き出すのは初めてのケースですのでいったいどこまでこのパンドラの箱をこじ開けてしまうのか非常に興味がありますがここでも例の「知らなかった・騙された組」がまた暗躍を始めてるそうです。
確かにこの手の投資マンションのスキームで登場する不動産屋さんは圧も強く一度話を聞いてしまうとガッチガチのクロージングを受けて最終的にハンコ押すまで帰してもらえないなんてこともあるのでさすがにそこまでされてなんちゃってローンで押し込まれた人はその不動産屋さんに「お前らの言うとおりにしたら一括返済迫られた!どうしてくれんだよ!!!」と怒ってもいいと思うのですが融資をしてくださった金融機関に「知らなかった!騙された!」はいくらなんでもダメだと思います。。。
確かに今回の件でも例のスルガの時のように数字が欲しい金融機関の中の人もいたと思います。
ただそうは言っても融資を受ける側も大人なんだし融資を受ける際に口酸っぱく「本融資で購入する物件は投資用マンション用ではありませんよね?」と念を押されているはずでそんな確約書にも実印を押してるはずです。
大人の世界では実印を押すという行為はその行為を認めたことになり取り消しは出来ません。(それが契約ってもんです)
ましてや数千万なんて買い物するのに何も確認しないてハンコを押すなんて大人もいないでしょうし恐らくは「この投資は自分に適してる」と判断して契約し、毎月賃借人からお家賃の振り込みを受けその中から借り入れを返済することで不動産投資をしてると思ってるはずです。
また「不動産投資 住宅ローン」とネットで検索すれば瞬時にこのスキームの問題点がわかるしバレたら一括返済が待ってるぞとも散々書かれており数千万の買い物をするのにこんな検索もせずに買う大人ってワタクシは出会ったことがありません。(
まあ、あれです。
このなんちゃってローンのスキームの次はどことは言いませんが昨今スルガ並みの速さで審査してくれて4000万円くらいまでなら速攻で融資してくれる某地銀様で融資を受けた自称被害者の方が数年後に大騒ぎするんじゃないかと思っておりますが、ワタクシがその時まで生きてたら今日のような記事をまたネチネチと書こうかと思っております。。。
契約ってそんな軽いものじゃないって思い知るんじゃんw