無足場工法の是非
そろそろ本格的におでんの季節ですね。。(当方、圧倒的なちくわぶ派)
こんにちは。
最近、うちの会社の近所のタワマンで大規模修繕工事が長期間にわたり行われています。
タワマンの大規模修繕は建物も大きく高層なため工期もやたら長く(1年どころじゃないと聞きます)足場を組むためその間の窓からの景観を奪うしそこから窃盗犯が侵入し高層階であっても空き巣に入られたりする原因にもなります。
またその足場の経費たるや半端なくその足場のために場合によっては前面道路の道路使用許可や交通誘導員の配置など工事日数が延びれば延びるほど掛かってしまいます。
さて、ここをお読みの大家さんで大規模修繕がそろそろ必要になってくる物件をお持ちの人も多いのではないかと思いますが、この大規模修繕での足場の費用を見て「え?こんな高いの?」と思った方も多いと思います。
ワタクシの感覚で言うとそこそこの規模(床面積で500㎡超えくらい)でも100万ってイメージでさらにそこに道路使用許可費用や交通誘導のフィーなどを入れると200万くらい、それに本工事の費用が乗ってくるので「大規模修繕やりたいけど高いよなー」って思ってる人も結構多いでしょう。
そんなおり、昨日出かけたビックサイトでの施設リノベEXPOで見かけた「無足場工法」での大規模修繕。。
会社の人の説明では
①足場の設置、解体コスト、手間がない
②ピンポイントの部分工事が可能
③防犯上の負担を軽減
④どんな箇所でも対応
⑤顧客の費用負担を軽減
と良いことずくめで見学してたワタクシも非常に興味を持ちました。
と言ってもこの工法、別に真新しいことはない話でワタクシが知る限り30年くらい前から存在していてちょっと黒歴史な話ですがワタクシもこの工事を手伝った経験がございます。(えぇ、、こう見えてもワタクシ、昔はスリムでこの程度のブランコなんて余裕のよっちゃんでぶら下がってましたw)
ただこの工法、、
作業員に防水処理や養生のスキルとブランコでの高所作業のスキルの二つが必要でブランコでの窓ふき清掃以上に高難度のスキルが要求されます。
足場を組んでの作業であれば単に足場上で作業が出来る防水職人を用意すればいいだけですが足場が無い以上ブランコに乗れてかつ、防水職人でなければならないため一般の足場上職人よりもフィーが高いはずなので足場代がそっくり節約できてもこのブランコ職人のフィーが経費を圧迫するんじゃないかと思います。
またワタクシも実際にやって思ったのですが必ず上から下に降りてくるという繰り返しの作業になるのと意外に屋上で足場を引っかけるフックなどが思った位置に配置されていなくて毎回降りるときに微妙な修正を加えて降りる羽目になります。
外壁作業は同じ力で同じ量の材料を使わないと均一性が保てませんからその「降りムラ」のせいで見た目はきちんと外壁補修が出来ていてもワタクシには「ちょっと高いけど足場組んでしっかり腰据えてやった方がいいんじゃないの?」って気がするんです。
ただワタクシ、そんな長い間この作業をやったわけじゃないので単にワタクシに思い過ごしかもしれませんので今日は実際にこの「無足場工法」で外壁補修を施工したという大家さんのご意見を賜りたいと思います。
聞きたいことは
①大規模修繕費用で足場ありと無しでの比較
②「無足場工法」でやってみて思ったこと
③施工後の状態
の3点です。
教えて組んで申し訳ありませんがこの話題、、結構気になってる人も多いと思うので何卒よろしくお願いします。
実はそれ聞いて今度の大規模修繕をどっちでやろうか決めようと思ってるんじゃんw