営業電話と現況有姿の関係。。。。
印紙税、、ホントに法案通らない気がしてきましたw
こんにちは。
ウチの会社、、
いつも言ってることですが土日はお休みです。。
と言っても相手の仲介さんにとっては一切関係ない話で、うちが土日で休んでいようとお構いなしに物確してきます。
そういう時のためにうちでは電話自体を転送電話にしてるので24時間356日物確電話を取り逃すことはないのですが、
それは同時にどうでもいい電話まで応対する羽目にもなるってことです。。
このどうでもいい電話の大半がこちらにはなんの得することも無い一方的な営業電話なのですが、慣れてくると最初の2秒くらいでその手の電話かどうか見分けることが出来るようになります。
そんなワタクシがどこで見分けるかと言うと「電話を掛けさせられてる感いっぱいな雰囲気」。。。
架電業務って掛ける側からすると上司にほぼ命令されて電話を掛けさせられてるはずなのでこっちが電話を取った瞬間、なにやら安堵めいた雰囲気を感じます。(「あー、、電話に出てくれた」って感じです)
そこで一瞬、ちゃんと喋らないと電話を切られるって思うのか、必ずと言っていいほど妙な間が空くんです。(一息飲み込むみたいな雰囲気です)
恐らく、これ相手が電話に出たことであらかじめ用意されたマニュアルに目を落とし一気にしゃべろうとするからなんでしょうけどワタクシ、この妙な間を感じただけで「ん?これって営業電話?」と聞き返します。
そう切り返すと「そうです」って素直に認めるヤツも多いですが中には「営業電話でがなくご案内の電話です」なんて小理屈を言うやつも少なくありません。
どっちにしてもウチにはなんのメリットもない電話なので「あー、、ごめん、、営業電話ならこっちは用事もないから」と無慈悲に電話を切るのですが、ワタクシの経験ではこういうだけでテレアポ特有の「リダイヤル攻撃」は防ぐことが出来ます。(「あー!?てめーなんで勝手に電話切ってんだよ!」と逆ギレされる危険もこう応答すると回避出来るはずです)
昨今、また賑やかになってきた新築区分のテレアポ攻撃を喰らってる人はご参考いただければ幸いでございます。。。(ま、区分売りの営業であれば「ワタクシ、自営業ですけど買えますか?」って言うだけで相手から切られちゃうんですけどねw)
さて、そんな営業電話に紛れて最近、やたら買取系業者さんの営業電話も増えていてここのところ土日はこの手の電話だけで数十本掛かってくるようになりました。(前年度の同時期での当社比5割増ですw)
買取業者さんも昨今の不動産投資業界の動向がおかしくなって来てるのを理解してるからなんでしょうけど昔みたいに不動産業者の名簿を片っ端架電するような効率の悪い仕事をするより「レインズに物件載せてる業者=元付業者=他にも物件を売り主から預かってる率が高い」と言う理屈でレインズに名前が載ってる業者だけを狙い撃ちで架電するようになったんでしょう。。
なので土日は仲介さんからの物確電話よりも遥かにこの手の買い取り業者系の電話が増えました。
ただこの買取系業者さん、、
ウチがレインズで売り出してる物件には興味が無くひたすら「御社でまだレインズに載せてない物件はないか?」と聞いてきます。(「えー?そんなこと言ってなんか隠し持ってるでしょ?」みたいな雰囲気で聞いてくるのがムカつきますw)
ウチの場合、レインズに載せてない物件はまだ現調が完全に終わってないので売り出し前か「クソ高値で買ってくれそうな客はいないか?」と水面下で知り合いの業者経由で打診してるかのどちらかなので少なくとも買取業者さんが安値で買えるような物件はありません。(未公開という名でマイソク無しで水面下売りすると時にクソ高い値で買ってくれるお客さんも多いんですw)
それでも彼らは昨今の不動産価格の小暴落を織り込んでて指値が出来そうな物件をひたすら物色してますから今度はウチのレインズ掲載物件で「価格変更は無いか?」と聞いてきます。
こんな電話が増えてきたということは紛れもなく不動産価格が下落傾向にあるということなのですが、都内近郊の物件はまだ買いたいお客さんも多いのでそうそう値崩れすることもなくまだ彼ら買取業者さんの出番でもありません。(東京、埼玉、神奈川、千葉の物件はまだ融資が出るので手金さえあればまだまだ買いたい人も多いんです)
しかし、買い取り業者さんって融資の枠がある関係で買えるものが無いからと仕入れ枠を開けるわけにもいかず結局高値でも買いに来る局面ってのがあります。
実はワタクシ、今狙ってるのがここで毎週物確して来る買取系の業者さんのリストを作りいわゆる「お腹を空かせている業者」を見分けてるのですが、近々上場を考えてるなんて買取業者だと単に売り上げを上げるために無理買いしてくることも多く、タイミング的には今上場の足場を作っておかないといけない局面でもあるのでそんな空腹系買い取り業者はどこか?とチェック入れてます。
ちなみにですが、、
前にオ○○○ーセが上場するとか騒いでいた時もワタクシ、この作戦で都内下町界隈の借地の戸建て物件を何戸も買って貰いましたが、、、今だから言っちゃいますけど売った物件の中に「隣の家の軒先で首吊り自殺があった案件」ってのも現況渡しの瑕疵担保免責で売ってしまいましたw(だって買主さんが「売りだす時に困るから重説に妙なこと書くんじゃねーよ」って言うんですもんw)
本来であれば隣地の物件の話なので重説に書く必要もない話なのですが、本物件は連棟長屋式。。
売った後その家と売り物件を切り離すという工程があった関係で隣の家のこともきちんと書いておかないといけない話なのですが、「そんなの重説に書いたら仕入れ管理部から買い取り却下されちゃうからやめてw」と仕入れ担当に懇願されてヤバイことはなにも書かずに売った次第ですが、、
先日、とある用事のついでにその物件を見に行ったら何事も無かったかのように普通に戸建てが新築されてて幸せそうな家族が住んでましたが、、隣の長屋の半分の無人の家はそのままで引き戸式の玄関からなにやら人のような気配もして「うーん、、いろいろな意味で今でも現況有姿の状態ですねw」と感慨深いものがありました。。。(
さて、そんな話には全く関係ありませんが、
今日は朝から例の「書き換え問題」で国会が荒れてます。
ワタクシの場合、「書くと後々買い主が迷惑を被るので書かなかった」というオチでしたが、こっちは「余計なことを書いて整合性が合わなくなったから書き換えた」ってオチなので、、ホント、ワタクシレベルが言うことでもありませんが、我々不動産屋特有の逃げ道の「都合の悪いことは最初から書かない」ってやってれば防げた話なのかもしれません。。。
そんな我々、、
契約書や重説を作る時、、あとで契約当事者の両方から矢が飛んで来ないようにあれこれ防御策として都合の悪いことを全部書いてアリバイ作りをしようともするのですが、「これ書くとホントに誰も買ってくれなくなる」って場面になると書くかどうしようか悩んでしまう人も多いようで、頭のいい不動産屋は最初から備考欄を白紙にして「そもそも特記事項なんて言葉は知りません」みたいなやり方をしてくる業者さんも多いです。(売買物件でここが白紙ってのは知識がないのか知識が無いフリしてるかのどっちかですから)
今回の書き換え事件が国政にどんな影響が出るのか不透明なだけに財務省も余計なことしやがってと思う投資家さんも多いんじゃないかと思いますが、これに端を発して内閣総辞職なんてことになったりアベノミクスが終焉を迎えてしまうようだとかぼちゃ事件以外にややこしいファクターも増えてしまうので更に不動産投資業界の行く末に暗雲が垂れ込めてきます。
そう思うともう少しなんとか出来なかったのかなと思ったりもしますが、ワタクシ、個人的に言わせていただくとこれに端を発して土日の買い取り業者の物確電話がさらに激増して土日休みが無くなってしまうんじゃないかというのが一番危惧するところであります。。(えぇ、ワタクシクラスはそんなマクロなことよりも目先のことの方が重要なんですってww)
いっそ水曜休みにした方がいい気がするんじゃんw