昨日の続き。。。
ささ、、まずはポチってからお読みくださいw
こんにちは。
昨日の話の続きですが、、、
どこにトラロープを張ろうか決めましたか?www(あ、銀座中央通りはワタクシが先に占有するのでダメですからねw)
と、この話、、
実際に都心の一等地でやろうと思うと今の時代じゃ可能性は限りなくゼロに近いですが、地方の誰も関心のない土地であれば案外うまくいく可能性もあります。。
だからってホントにトラロープ張り巡らせたら犯罪になっちゃうのでとりあえず今日はこの占有を合法的にやる方法を書いてみます。
不動産投資家さんであれば「取得時効」くらいはご存知だと思いますが、これを使って出来ないか、、考えてみましょう。
要するにこの取得時効、、以下の要件を満たすとタダで土地が手に入るって話なのですが、、
ちょっと見てみると、、
① 「所有の意思」のある占有であること
② 「平穏かつ公然」の占有であること
③ 「他人の物」の占有であること
④ 「一定期間(20年間または10年間)」の占有が継続すること
昨日の戦後間もないころのドサクサで都内の一等地の占有、、なんてのはもしかしたらこの要件を援用したのかもしれませんが、とにかく他人の土地を「所有する強い意志w」と「平穏かつ、公然」と一定期間占有してればいいわけです。
ただ、最後の④で10年と20年と期間が倍になってる部分がありますが、これは「10年で取得時効を成立させるには「善意無過失でなければならない」って点。。(善意無過失がわからない人はググってくださいw)
ってことは最初から「この土地を奪ってやる」って悪意があっても20年間「平穏かつ公然」と占有出来ればOKということになります。
だた何度も言いますが今の時代、、
登記簿も電子化されているので空襲で燃えてなくなることも無くデーターとして残ってしまうので戦後のドサクサに紛れて都心の一等地をタダで手に入れようってのは無理があります。
そこで思いつくのが、よくある囲繞地(道路のどこにも接道してない土地)とか敷地延長の土地とかで接道要件を満たしていない土地。。
これらで隣地の土地をフェンスか何か勝手に建てて接道要件を満たす微妙な面積を取得時効目指して占有し続けるって少々気の長い話ですが、こんな土地を見つけたときに「あ、そういやこれって取得時効援用出来ねーかな?」って思いついていただきたいわけです。
意外にあるのが隣地と万年塀とかで区分けしていたけど買う時に民民境界の杭が入ってない状態での公簿売買ってケース。。
何世代も相続されて売り主が入れ替わってるとその万年塀を誰の負担で建てたのかすらわからない状態で取引、、なんてことがあるのですが(特に地方の取引だと土地が広すぎて境界などが曖昧な取引になりがちです)こういう時改めて測量掛けてみるとやたらこっちの土地が公簿面積より広かったってことがあります。
隣地にこんなことおおっぴらに言ってしまうと「じゃ、再測量してきっちり分けましょう」と藪蛇になるかもしれないので万年塀を利用してずっと占有し続け時効が成立したところで登記入れちゃう、、なんてことも出来なくはありません。。(ただ地方の広い土地は当時の測量技術の関係で縄伸びしてるだけってこともあり得るので取得時効じゃない場合もあります)
これが出来ると今まで接道要件を満たしていないばっかりに価値の低い土地だったものが一転して銀行融資も引ける土地に化けてしまうんですww(最近はこういうややこしそうな土地を率先して取得して自力で隣地を地上げする素人大家さんもいるそうなww)
この話、なかなか使える機会が無い話ですが、とりあえず今日のところはこの「取得時効」ってのがあってそれは一定の要件を満たせば出来るって部分だけ覚えておいてください。(大家さんとかとの会話で「え?それって取得時効援用出来んじゃね?ww」って言うとなんか妙にデキる人みたいに見えたりするもんですよwww)
と、この勢いで借地の占有問題にも触れたかったのですが、実はワタクシ、、急遽、某業者から寄せられた売り物件の現調に行く関係でこの続きはまたの機会とさせてください。
えぇ、、
いつぞやの池袋売地の超近所にまたもや恐ろしい一種単価の売地出現という噂なので居ても立っても居られないんですwww(今度こそモノにしたいワタクシですw)
気合入れて連載モノ書くつもりがこころなし中途半端になっちゃったんじゃんw