台風が通り過ぎて。。。
丸様のセーフィティーバントに痺れましたwww
こんにちは。
狼セミナーを初の開催不可能に追い込んだ超大型台風19号。。
首都圏直撃と言われたわりに被害は長野新潟や北関東から東北エリアの広範囲に及び多数の死傷者を出してしまいました。
まずは被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げます。
今回の19号ですが、
太平洋上の高気圧が思ったより引っ込まなかった関係で予想された進路より西側と通ったことと上陸までのスピードが遅く、また海面温度が高かったため雨雲がたくさん出来てしまいそれが西に逸れた進路に起因して山沿いで大雨になってしまったわけで風の被害より長く降り続いた山間部への大雨で上流から繋がる一級河川がことごとく氾濫と言う事態になりました。
国が管理する一級河川でここまで簡単に氾濫するのは想定外というより設計水量の限界を超える大雨が日常的に降ってしまう昨今の気象条件に問題があるのではと思うのですが、何十年も掛けてダムを作ったり護岸工事をやったりしても防げないエリアが生じるとなるとやはり住む側で工夫しないといけないのかもしれません。
また今回の災害で治水インフラを再整備するとなると時間もお金も膨大に掛かってしまうのでコンパクトシティ構想に拍車が掛かるんじゃないかと思いますが、今後の人口減を考えるとこのコンパクトシティ構想の方が理にかなってる気がします。
さて、そんなワタクシ、
土曜の朝から自宅警備員として外には一歩も出ずNHKにかじりつきコトの推移を見守ってたわけですが、今回首都圏での被害が少なかったのはやはり電車などの公共機関を物理的に止めてしまったことが大きかったのではないかと思います。(山手線が13時には息絶えたのでやっぱりセミナー中止にしておいてよかったと一安心もしましたw)
また、台風の場合、地震などの災害と違いある程度被害予測が立てやすく、また先日の台風15号で停電や断水が起きたことで台風被害を身近に感じる人が多かったためガラス養生テープを貼っておくとか断水してもいいようにお風呂に溜め置きしたり非常食を買い込んだりしてる人も多かったと思います。(また「川に近づくな」、「不要不急の外出はするな」などかなり前から注意喚起も行われそれが最近では常識となってることもあり防災意識の高まりもかなり貢献しているんじゃないかと)
さらに言わせていただくと普段から国や自治体などの普段は見えない治水対策が功を奏していたのは明白です。
特に首都圏は地下設備も多いので治水対策には相当お金を掛けていて氾濫の常連だった神田川などの細い川では危険水域まで上昇したものの氾濫まではいきませんでした。
そう考えるとやはり東京の治水対策は脈々とアップグレードされているんだなと思いますが、例外的に一か所だけ多摩川の氾濫で水に浸かったエリアがありました。
えぇ、、ニコタマでございます。
テレビの報道なのでご存知の方も多いかと思いますが、このニコタマの氾濫エリアは一部住民の堤防設置反対運動で未だに堤防が未整備の状態でした。
そこから氾濫したわけですから「この反対運動のせいで・・・」と言いたくなるのも仕方ありませんが、反対している人から見れば「俺らは100年前からここで渡し舟や料亭で商売やってるんだ、あとから来たヤツが文句言うなよ」って感情もあり今回の多摩川の氾濫で果たして「やっぱり危ないから堤防作ろう」って機運になるのかちょっと疑問符です。(とは言え100年に一度と言われた台風が今後は頻繁にやって来る可能性がわかったのでさすがに何らかの対策は取られることでしょう)
さて、それとは正反対に荒川が氾濫したら一週間は水も引かずに多数の死者が出ると言われていた江戸川、江東、葛飾、荒川、北区などは今回の大雨でもギリギリではありますが堤防が耐えてくれました。
特に江戸川区あたりになると区のパンフでも「川が氾濫したら江戸川区から逃げて!」と開き直りに近い表現ですが、普段からゼロメートル地帯と認識してるからなのか、はやりこちら側の治水対策は抜かりがありませんでした。
そう考えると今後、東京で生きて行こうと思うとどこに住んだら安全なのか?という論争にもなるかと思いますが、そんな23区の様々なハザードマップを調べてみました。
まずは浸水リスク。。

見慣れたマップですが西側と多摩川エリアが危険エリアです
次に火災リスク。

マップで見ると不燃建物が多い都心が強そうです。
次に地区内残留地図。
これは地区の不燃化が進んでいるので延焼地域が少ないので避難しなくても大丈夫と緑色で表記しているエリアです。

こんな感じになりますがJRの大きい駅界隈が多いです。
最後に液状化マップです。

緑色のエリアは液状化の可能性がほぼ無いエリアです。
これを見てワタクシが独断と偏見で判断すると都内で一番安全なのはやはり豊島区ではないかと思います。
この豊島区ですが、ほとんどの陸地が武蔵野台地の高台にあり、地盤は強力で雨が降っても標高もあるので一部の低いエリアを除けば水が出るエリアはほとんどありません。(つーかそもそも暗渠はあっても河川がほぼありません)
また区長が未だに長期政権なので施策にブレが無く、超長期計画で街づくりをやってたので災害に相当強い街になってます。(それなのに将来消滅する区として有名になったのって一体なんでなんでしょうw)
よく地方の人で都内で投資物件を買いたいけどどこがいい?と言う人がいますが、今後はこういう防災の観点で居住する人が好む場所も変わって来るかと思いますのでご参考ください。(
えぇ、家賃は取れても土地代がクソ高い世田谷区の時代はそろそろ終わりにしましょうw(と、台風のドサクサで世田谷disりなワタクシです。。。w)
ただこの豊島区、、メシだけは美味しいところがなかなか見つからないのがタマにキズなんじゃんw