立ち退き交渉のお話し。。(ってかこのネタ、、何回目だっけw)
あ、今日こそは開くまいと思っててもブログ開けちゃいましたね?w(はい、ポチってくださいw)
こんにちは。
本日も連休の手抜き企画で「Boloセミナーで答える予定のない質問」にお答えします。。(と、こればっかりやってるとセミナー当日にネタが無くなるって予感がしなくもないですがw)
本日の質問
・アパート、マンションを建て替えることを予定している場合
「賃借人に出ていってもらうための方法はどんなものがありますか?」
今日は建て替え時の立ち退き(我々業者的に言わせていただくと「追い出しw」)の質問です。
この立ち退きですがなぜか最後のあと何部屋になると「ずっと住み慣れたここを出たくない」とか「ゼニカネの問題じゃない」とか言い出すやつがいるもんです。(あと「引っ越しするのが面倒」とかいうモノグサな方もいますが引っ越し代も引っ越しも全部こっちでやるって言ってんのに言うこと聞かないのって嫌がらせ以外のなにものでもない気がしますw)
だからといっても彼らは今まできちんと家賃を払って住んでてくれた人ですから(一部例外的な滞納してるくせに退去しないってのがいますがこれはまた折見て書きます)出来るだけ希望に沿う形で進めないとゴネられますので誠意ある対応をしなくてはいけません。。
ま、誠意と言っても要するに今住んでるとこよりも条件が良ければ案外ホイホイと引っ越してくれるものですが、ここで最大の障害があってそれは「本人に立ち退く気があっても高齢なため引っ越し先が見つからない」ってやつです。
高齢で単身だと受け入れ先の物件の契約条件に引っ掛かり「うちはお断りです」とか言われてなかなか引っ越し先が見つからず立ち退きが難航する場合も多いのですが、この問題にぶち当たると最悪そのオーナー自身が連帯保証人にでもなってあげて引っ越し先を探すなんてことになってきます。(ただ意外にこの手法使っても建て替えて己の利益が多かったりするので有効であることが多いです)
次によくやるのが兵糧攻め。。(ここでの兵糧とはライフラインを指します)
今まで使えていた共用部の電気などを意図的に止めてしまい住んでる部屋以外は真っ暗って状態を作ると住んでる人も段々不安になってくるものです。
当然住んでる人も「電気が切れてるので交換してください」とか言い出すもんですがここで「いや、点けたいのはやまやまなんですけど無理に点けると漏電して火災になるので出来ないんです」なんて建物が老朽化してて「どこがどう壊れるかオーナーですらわからん」と不安を煽ると効果は絶大。。(実際、世の地上げ屋さんはこの手法をよく使います)
あと人間、、水があるところ(濡れてる環境)では生活が出来ません。。(やっぱり寝るところが濡れてるってのはおちおち寝てられませんからw)
最後の方でなかなか立ち退かないって人が1階に住んでる、、なんて場合、、
大きな声じゃ言えませんが、
上のフロアで漏水事故が起きて1階が水浸しになると住む気も失せがちです。。(ちなみにこれが不定期で起こると不安で寝てられなくなります)
幸い二階にはすでに誰も住んでませんからこの漏水事故はもはやオーナー様のさじ加減でいくらでも発生させることが出来ますので(方法論はあとあと問題になるのでブログじゃ書きませんがw)最終手段ではありますがこんな方法もあるんだと覚えておいてください。。(但しそれに伴う結果については当方では責任は負えません)
あと、立ち退き交渉ですが、
①各住人同士情報交換させないように個別で行う
②立ち退き条件を文章で残さない
の2点は厳守で行ってください。。
古い建物になるとお隣さん同士の交流もあり、これが徒党を組むと立ち退き条件を大幅に釣り上げてくることがあります。
また条件とか細かい内容が立ち退きする人の時期で変わることもあるので書面で残すと住人同士で比較されて「なんでお隣さんがこの金額でウチがこれなんだ」と話がこじれちゃうことがあるんです。。
そうなると泥沼に陥り予定していた退去時期が大きくズレこみ計画が遂行できなくなる可能性も膨らみます。
今日はざっとですが思いつくだけ書いてみましたがこれ以外にもいろいろ(荒っぽいのも含む)ありますのでまた思いついたら随時更新します。。
ご参考ください。
たぶん質問者はその「荒っぽいこと」を聞きたかった気がするんじゃんw