
本日の痛い度数☆
こんにちは。
昨日は物確の電話が一本も無かった我々の会社。。
喉元過ぎればなんとかじゃないですが、
どうも我々の業界、、たった一晩で傷が癒えてしまうようですw(えぇ、、昨日の静けさは一体なんだったんだってくらいの物確の嵐でしたよww)
それはさておき、そんな物確の合間に地方の仲介さんから妙な買い付けが届きました。
普通、買い付けが届くときって事前に「この金額で買い付け入れようと思うけど」なんてアクションがあるのですが、この仲介さんは「いくらの買付ですか?」と聞いても「いい金額だから大丈夫」と教えてくれません。。
この「いい金額だから」って言われると我々、「あぁ、、指値で買い付け入れてくるんだろうな」と思うのですがそれと同時に「きっと凄まじい指値で来るんだろうな」とも思います。
で、FAXで送られてきた買い付けですが
そんな我々の想定を遥かに上回る約1億円の指値の買付証明でした。。。こういう無茶な買い付けの入れ方(麻雀で言うと「通らばリーチ」です)をしてくる仲介さん、、
最近すごく増えてるし、どんな金額で買い付け入れようが自由ですからどうでもいいのですが、常識的に考えて難しい金額で買い付け入れようって思うなら事前になんらかの打診してくれないと「頭のおかしい仲介さん」ってレッテルを貼られがちです。
とは言え、どんな金額であれ買い付けを入れて来てくれたわけですからこちらも真面目に対応しないといけません。(ってかどちらかと言うと相手を下手に刺激しないようにフェードアウトして貰うことに苦心するのですがw)
狼
「あ、買い付け送っていただいてありがとうございます。でもこの金額だとちょっと厳しいですねー」1億も指し値されて「ちょっと」ってもの変ですが、この「ちょっと」は金額がどうのって話ではなく、取引自体がちょっと難しいって意味。。
そう言えば相手の仲介さんも
「あ、やっぱりダメだよねw(ってかダメ元で出したから気にすんなよ)」って感じで終了ってなるのですがこの仲介さんはちょっと違いました。
仲介A
「せっかくお客さんが買い付け出してくれたのに無理とは何だ!!(怒)」こう言う切り返しをまったく予想していなかったワタクシ、、
不覚にも頭が真っ白になっちゃいました。。。。(なんか先週から予想外のことばっかしでイヤになっちゃいますw)
仲介A「この物件ならこの買い付け金額が妥当なのにオマエラいくら儲けようとしてるんだよ!」
ワタクシ、思わず新戦力君の顔を見て「そんなに高いか?これ?」と聞いちゃいましたが、新戦力君、、「1億の指値で買えるなら我々が買って転がせますから」と目で合図されてハッと我に返りました。。(あ、そうだそうだ、、そんな価格なわけねーよなww)
狼
「いえいえ、、実は売主さん希望価格には届いてませんが他でもうちょっと高い買い付けが入っていますのでこの金額だとちょっと難しいですね」事実、別口で3000万くらいの猛烈な指値の買付が1枚届いてるのですが、これは仲介さんが「買主さんに話してもうちょっと買い上がって貰います」って話になってるだけに少なくともこの買い付けと同レベルじゃないと話の土俵にも上がりません。
仲介A
「じゃ、そっち断ってよ。そんな金額じゃその人絶対買えないから」不動産屋をやってると年に数回こういう無茶苦茶な論理で攻めてくる人がいるのですが、高く買ってくれそうな人が存在する以上、少なくともこの仲介Aさんと商談を進めるわけには参りません。。
売り言葉に買い言葉でいちいち反論すると火に油になっちゃうのでワタクシ、平身低頭「1番手がその金額で来てるのでホント、、すみません」って言って電話を切ろうと思っているのですが「ここまで買い上がらせるのも大変だったんだからなんとかしてよ」と譲りません。(ってかその最初の買値っていくらだったのか、、、とw)
そう言われても1億の指値で売っちゃうと理論上、転売業者さんだと2回は転がせちゃいますし(いつも言ってますが転売業者さんが買える物件で買い取り可能金額以下の指値って絶対通せないんです。。。)「高値で売ります」と宣言している我々がそれやっちゃ元も子もありません。。。
しばしそんなやり取りで膠着状態だったのですが仲介Aさん、、ちょっと話を切り替えてきました。
仲介A
「そう言えばこの取引、、仲介手数料ってどうなってるの?」え?
どうなってるもなにも、、
我々は売り側で仲介さんは買い側の「分かれ」ってやつじゃないでしょうか?仲介A
「あー、、それじゃ困るんだよ」困ると言われても普通、このケースは分かれでいいんじゃないでしょうか?
仲介A
「こっちは不動産屋を40年やってるからあれだけどオタク、、なにも知らないんだね」・・・
・・・
ん?
「もしかしてワタクシの知らない何か別の方法があるの?」と一瞬思ったのですが、この場合、誰がどう考えても「分かれ」のはずです。
仲介A
「オタク、、もみって知らないの?」え?
なんすか?
「もみ」ってwww。。。。
仲介A
「あー、これだから最近の若い仲介はイヤなんだよ。。いいか?もみってのはなぁ、、、」聞けばこの「もみ」ってのは仲介業者が複数存在する場合、均等に手数料を分けるために売り側手数料と買い側手数料を合計して仲介業者の数で等分に分配する制度、、らしいです。。。(「もむ」とも言うそうです)
仲介A
「こっちはこの買い付け貰うのに5社入ってるんだからオタクと6等分でもまないとオマエラだけが大儲けになっちゃうじゃないかって言ってるんだよ(東京の不動産屋ってこういうの知らないの?)」・・・
・・・
たぶん、これって東京で言うところの「アンコ」だと思うのですが、普通にレインズで売ってる物件に5社もアンコで仲介してるって方が遥かに驚きです。。(ってか先週から想定外のことばk、、、(以下略))
と言うことでこの買い付けの全容がわかりましたので反撃に移りたいと思います。。
あのさー、要するにオマエラ、レインズの物件に5社で客付けしたから6等分しようってことだろうけどそんな5社で客付けやってるって俺らに連絡してきたのかよ?話を100万歩譲ってそうだとしても「分かれ」ってのは変わらないしそもそもなんだよ?1億の指値って?そんなふざけた金額で買い付け入れて本気で通ると思ってんのかよ!その指値の遥か上で中間省略の業者が融資特約無しでバンバン買い付け入れて来てるってのに融資特約付きで指し値1億ってその5社の不動産屋の連中で誰もおかしいって思わなかったのかよ!!!で、なんだよ?「もみ」って?東京じゃそういうの「アンコ」って言うんだよ。しかもこういう物件にはそんなアンコ業者入れた取引なんて滅多にやらねーんだよ!!と、言いたいのはヤマヤマなのですが、
こういう理屈が通用しない系の仲介さんにストレートに言ってしまうと話が余計におかしくなります。(ワタクシの経験ではこういう理屈が通じない系の仲介さんにいくら説明しても理解どころかおもいっきり逆ギレしてくるのを知ってますからw)
狼
「別に売り急いでいるわけじゃなくって希望金額で売れなきゃ保有するって言ってるんで、、、ホント、すみませーん」と逃げるように電話を切らせていただきました。(指し値がキツイときはこれが一番の逃げ口上ではないかとw)
しかしあれです。。
この「もみ」って言葉、、10年以上不動産屋をやってるワタクシでさえ初めて聞く言葉でしたがこれってどこら辺で使われてる言葉なんでしょうか?(まだまだワタクシ、知らないことがたくさんあるようです)

東京じゃ「もむ」っていうとフクシンの手もみラーメンなんじゃんw