総合商社。。。

明日は牛タン三昧なんですのーw
こんにちは。
まずお知らせです。
8月3日の追加セミナーですがおかげさまで満席になりました。
多数のお申込みありがとうございました。
夏の暑い時期が始まると「お盆休みを優雅に暮らしたい」っていうブローカーさんが増え始めます。
普段からコンスタントに仕掛けていればこんなクソ暑い時期に動かなくても悠々自適なはずなんですが、元来の計画性の無さなのかこの時期になるとワタクシのような末端業者にもいろいろな「自称儲け話」が舞い込んできます。
本日はワタクシの経験上、「これはいくらなんでもダメだろw」ってのを書いてみます。
さて、
「自称儲け話」で一番多い手合いは「出資してくれ話」です。
○○の土地の地上げであと○○億あれば話がまとまるんだけど誰かお金出す人いない?
とか
○○○○○の権利が○○億で手に入るけどスポンサーになる人いない?
などがよくある話ですがこういう時、誰が作ったのか「極秘」と書かれた分厚いファイルがもれなく付いてきますw。
人間、不思議なものでこういう分厚いファイルを見るとつい信じたくなっちゃうものですがそのファイルを読めば読みほどそこに書かれた作戦自体が穴だらけだって気がつきます。
ワタクシの経験上、このファイルが厚ければ厚いほど塩漬けになってる話なんだろうなと思うようにしてます。
この手の話って基本的に何かの権威付けがされています。(権威を安易に信じる人ってのがこの手の話に見事に引っかかりますw)
○○って高名な弁護士案件です
とか
○○って大金持ちが話の中心です
とか
○○っていう有名タレントの案件です
などなど。。
そんな誰がやっても儲かる案件ならなぜ貴方のようなヨゴレキャラな人がこの極秘と書かれたファイルを安易に持ち出せるのよ?ww・・・と言いたくなります。
大体こういう質問すると彼らは
「○○の先が俺の先輩で・・・」と間接的お付き合いをほのめかすのですがこのあたりから段々、話の信憑性が疑わしくなってきます。
出資者が面倒に思わないように分厚い資料でありながら話は極めてシンプルなのもこの手の話の特徴なんですが、要するにお金を出させて最初に分け前を貰おうってのが主目的です。
お金さえ出してもらえば終わりなのでその分厚いファイルの中身なんてさほど読み込んでもいません。
穴だらけのこのファイル、、最大の落とし穴は出資金に対する保全です。(これが無いからずっと塩漬けになってるんでしょ。。。と。)
「どうでもいいですけどこれの出資金の保全ってどうなってますか?」と聞くと
「○○と○○が公正証書を巻いて保全する」とか言い出してさもこの話は安全ですと台本棒読みの回答をしてきます。
その○○と○○さんの資産の裏付けが無いってものこの手の話の基本形。。。
最後は「この二人を信じてれば大丈夫」とまるで説明になってない説明をするのもこの手の話の特徴です。
さて、不動産ブローカーでもよくある話なんですが、金額にして100億の物件を持ち歩く人がいます。
こういう人をよーく見てると100億の案件をやる傍らで1000万くらいのレインズに乗っかってるような区分レジの案件も持ち歩いてます。
しまいには不動産売買だけでなく賃貸案件もやるし場合によっては建築工事(特に解体、造成工事)まで手を広げさながら総合商社のようなことをやってる人がよくいます。
話を聞いてるとどうみてもそれだけの案件が出来るほどのスキルは持ち合わせていない風に見えるのも彼らの特徴の一つ。
高額物件専門の人ってのは信託銀行とかとグリップしている人が多いので普段着で仕事しているって時点で非常に疑わしく感じます。
また、名刺をいただくとどう見ても仕事なんて出来そうもないのに「相談役」とか「顧問」と書かれた名刺を持ち歩く傾向が強いのもこの手の方達。。
どんな打ち合わせもホテルのロビーとか高そうな喫茶店でやるのも一度理由を聞いてみたいのですがワタクシの経験上彼たちのオフィスで打ち合わせやる機会ってほとんど経験がありません。
で、不動産の話をしてるのに「今度○○でメガソーラーの話があるんだけど・・」とよろず屋みたいな話を持ちかけてくるあたり、、結局はお金になる話ならなんでもOKってことなんですねw。
黙って話を聞いてるとスポンサーを見つけて来た人と話の中に入ってる人との分け前の配分はすべて同じ(え?w)。
どうでもいいですけど貴方の隣でさっきから何もしゃべらず周囲の話を盗み聞きしている風な人も同じ配分になるって理由を一度わかりやすく説明して欲しいですw。
実は今日これからそんな席に同席させられるんです。。。
ワタクシもこの「極秘ファイル」とやらを見せていただきましたが、、どう贔屓目に見てもお金になる気がしない作戦でした。。
この手の話って話の80%はホントの話なんです。
でも残りの20%は当事者しかわからないウラを取りようのない話です。
今回、一緒に出掛ける方、昨年も似たような話で3000万ほどやられているそうで今回、そのお金を取り返すべく1億突っ込む気でいるそうです。
「横に一緒に座って話の信ぴょう性を確認してくれない?」
ワタクシとしてはこのファイルを読んだ時点で「こんな話に乗っちゃダメですよ」と言っているんですが、「今回は大丈夫そうなんだよねー」とすっかり相手の属性を信じ切ってます。。(こういうのを止めるのが大変なんです)
「じゃ、ワタクシがいくつか質問して一発、この話を論破しようじゃないの」
今日、ワタクシが引っ付いていく理由はここです。
なーんて言っておきながら、ワタクシが積極的に「この話面白いじゃないですかww」と言い出さないようにさっきからずっとこのファイルを読み込んでいるのですが・・・うーん・・最後の方までページをめくって見るとやはりストーリーに偶然性の期待値がたくさん含まれているしそもそも出資金の保全の話がどこにも書いてません。(ま、保全がしっかりしてればここまで話が降りてくるわけもないんですけどw)
なんとなく儲かりそうに見える儲け話、、大体がこんなケースです。
また最近ソーラーパネルの出資の話が増えてます。
ソーラーパネルの話ですが、昨今の電力事情を見ると話自体は悪い話ではないと思います。
政府の補助金も現状のまま法律が変わらなければ20年付くし金融機関もこれの融資枠として何兆円も枠を抱えてます。(最近、にわかに注目を浴びてる理由ってこの辺じゃないかと。。)
しかし、ここに目を付けた金融ブローカーも多数暗躍してるのも事実です。(最近のブローカーさんのネタって大体これですw)
話が99%ホントでも残り1%の嘘とか読み違いでひっくり返るのがこの世界です。
騙される方が悪いというのもこの世界ですので安易に飛びつく前によくよく考えて見てください。
参考までにワタクシ、個人的に言わせていただくとすれば太陽光に投資するなら最悪でも4年で資本回収出来るスキームじゃないとダメだと思ってます。(理由はいろいろありますがここで書くと長くなるので割愛します)
そんなわけで明日から仙台です。
明日のセミナーに参加される皆さん、、
明日は昨年同様、相当頭に詰め込むことが多いセミナーになります。心してご参加くださいw。

国分町の夜も相当長いんじゃんw