第二ボタンのオトコ。。。
こんにちは。
たろうさんじゃないですけど
太ってると夏ってデンジャラスですね。。。
(だからと言っても痩せる気なんてサラサラないんですよw)
ということで早く涼しくなってくれないかとひたすら指折り数える夏がやってきました。
(いつも言ってますがこういう季節の話から入る時はネタの仕込が出来ていない時です。。)
この前のブログで「夏になるとこんな話を思い出します」って話がありましたが、長年不動産屋やってるとこの手の話って結構あるんです。
熱いコーラ事件とか
ふとんが吹っ飛んだ事件とか(ネタじゃなくてww)
水着事件とか
大停電事件とか
激闘!新聞屋事件とか
バス停事件とか(これは絶対書けませんw)
そんなこと言ってると四季折々で事件があるから夏に拘る必要もありませんがワタクシの経験上やはり事件は夏が多いです。
たぶんこれってお盆休みとかにどこの会社も休みでワタクシを最後の砦と見られてるからじゃないかと思いますが「どこまで便利屋替わりに使えば気が済むのよw」って話がよくありました。
(夏の暑い時期に冷蔵設備の回路が壊れて「オオカミさん、、業者が休みで来ないからなんとかしてー」なんて言われて修理に行ったなんて事もありますw。)
夏に冷蔵庫が壊れるなんてなんて不運なのか。。。ま、壊れなくても悲劇は起こります。
本日はこの話をします。(本日はこの手の事件でよく登場する〇ンチは登場しません。ご安心してお読みください)
さて、
今から数年前の話です。
六本木駅近くの売りビルの仲介をやった時の話。
8億くらいのビルだったのですがこのビル、売り出されたときは空ビルでした。リーマンショック後だったのでこの手のビルの需要なんて皆無だったのですが立地がいいので結構引き合いがありました。(この話。守秘義務もある話なのでここで書いて大丈夫か若干心配ですw)
飲食ビルだったのでこの物件を買おうとしている方はやはりそっち系の法人ばかり。
場所柄ここで飲食系ビジネスを派手にやろうなんて方って基本的に七三分けのサラリーマンが社員さんがいるような法人じゃありません。
ガラシャツの第二ボタンまで外したいかにも「ウィー、、今朝は5時まで飲んじゃったよww」みたいな方ばかり。
しかし、この物件の売主さんは「生まれてこの方、折り目正しい生き方してきました!!」ってのがひと目でわかるようなご老人。。
案内していてもとてもミスマッチなのは明白。(こういうアンバランスな仲介がイヤなんです)
またこういう第二ボタンまであけてる系の方、、発言も表裏なんてありません。。
なんでもズバズバと売主さんが機嫌悪くなりそうなことをデカイ声で言うんですww
「チッ!なんだよこの部屋。。今までどうやって使ってたんだよ。。きったねーなー」
この第二ボタン、、売主さんはスリッパなのに足が汚れるからといって土足のままドカドカとあがったりします。。。
こっちは売主さんの性格知ってますからこのやり取りを見ている売主さんの表情がだんだん曇って来てるのなんて顔を見なくてもわかりますw。(てか表情を見るのが怖いです。。。)
第二ボタンの買主を連れてきた仲介さんはというと階段の外で聞こえない振りしてどこかに電話してます。。(私はなにも知りません、、聞こえません、見えませんって感じです)
普通こういう時って買主さん側の仲介さんが案内するものです。
建物を良く知ってる方に案内して貰った方がいいですよなんてほざいてこっちにムチャ振りするのやめて欲しいもんです。ったく。。。
本物件のことをこのメンバーで一番良く知るワタクシ。。
案内してるときに「この部屋だけは見せたくないな・・・」って部屋がありました。。
はい。厨房設備にある部屋です。
馬鹿デカい保冷設備のあるこの部屋ですが、この部屋と言うか店舗部分、、賃借人が夜逃げしてしまった部屋なので備品などがそのまま残されています。
客室を見たくらいで「んだよー、、きったねーなー。。これ元に戻すのいくら掛かんだよー」とかブチブチ文句垂れる第二ボタン。。厨房のあまりの凄惨さを見たら「てめーら!!こんな物件買えるかー!!」とか言って殴りかかられそうですw。
マメ知識ですが、内見の最初のころから文句垂れる人って結局なんだかんだ言って買わないというのが世の常識です。
経験上、最初の5分で「この内見は終わったなー」と思ってたのですがこの第二ボタン。。
「一応全部見るから案内してよ」と凄惨な厨房まで見たいと言い出しました。
売主さんはもう「こいつら絶対買わないな」と感じてたので「これ以上恥の上塗りはしたくないからこれで終わりにしよう」とワタクシに言ってきます。しかし第二ボタンは見たいと言います。。
(あ、買主仲介はこの時点でどこかに行ってしまいました。姿が見えません。。。)
元付けの役目としてはもしかしたら「なんだかんだ言ってもこの物件気に入ってるんじゃねーの」と思い込むしかありません。(これも仲介の務めです)
どこかにきっとネコくらいの大きさのネズミが息を潜めて待機してるだろう凄惨な厨房へ案内することにしました。
ドアを開けると厨房の中からガサゴソと音がしました。向かって右側のシンクの下と正面奥の棚のあたりです。
ちょうど修学旅行で夜中までマクラ投げして騒いでる生徒がいないか巡回する生活指導の先生になった気分です。。
あー、、やっぱりなにかいるなー。。。
直感的にこの部屋で何が起こっているか理解出来るくらいのガサゴソです。。
さて、第二ボタンはそんなのまったく気にするとことなくズカズカ厨房の中に入っていきます。
言い忘れましたがこのビルは空ビルです。
店舗の空ビルです。余計な電気を使いたくないでしょうから当然メインブレーカーから電源落としてます。
しかしここは夜逃げで厨房用品ごと捨てられた部屋。。そして推定30センチくらいのネズミの雰囲気。。。
冷蔵庫の中身って・・・いやいや、、、考えるのはよそう。。。。そんなこと考えたらこの部屋には居れません。。。
想像したくないですが室内温度は推定35度。。埼玉県熊谷市の夏の平均気温です。
電源が入っていない冷蔵庫の中ってちゃんと片付けていってますよね。。(あーもういやだ。。)
しかし、第二ボタン、あろうことかこの冷蔵庫の扉に今、まさに手を掛けようとしてます。。(あーーーーーー!!!)
「くぁw世drftgyふじこlp;@:「」」
「お”わ”------------!!!」
(だれか「お」とか「わ」の濁点付ける方法教えてください)
第二ボタンの今まで耳にしたことがない人間じゃい生物のような叫び声が聞こえてきましたが、、申し訳ないですがワタクシ、、一足早く部屋から逃げてしまいました。。。
結果ですが明日も普段どおりの営業予定だったかのようにしこたま仕入れた食材がそのまま冷蔵庫と冷凍庫にデポされていました。。。
感覚としては火事の時のバックドラフト・・・と言ったらわかりやすいでしょうか。。
えぇ、、酸素が足りない所に一気に酸素が入って臭気が一気に部屋に充満した感覚です。。。
部屋の中は見たこと無いくらい大量な小さい生物が飛び回りあのガサゴソ音があちこちから聞こえてきます。(何匹潜んでいるのよw)
ワタクシ、一応不動産屋なのでこういう恐ろしい臨場(なんの臨場かは触れませんけど)を経験してますがこれがおそらく最大級の怖さです。。。(だって対象がこの時点でヒトじゃないんですもん)
ブンブンと飛び回るハネの付いた物体に床はこの第二ボタンの号令で逃げ惑うネコみたいな生物(推定)。
スライムを手で触りすぎてドス黒く変色したなんかの物体X。そして部屋の熱気とすえたような匂い。。。
ワタクシの脳内想像図はこんな感じです。

ワイルドだろーw
この物件、、ここからいろいろあって最後は売れましたが(違うヒトが買いましたよw)夏ってのはこんなことが起こります。
これからの季節に物件の内見に出かけるヒトがいるかと思いますが
「このドアを開けるとどうなるか・・・?」
(こういうのを危険予知(略してKY)と言います。)
バイオハザードだって「このドア開けたら絶対何かいるんだよなー」くらいわかるじゃないですか。。
くれぐれもご用心ください。。。

いつものウ〇チの話のほうがマシなんじゃんw
たろうさんじゃないですけど
太ってると夏ってデンジャラスですね。。。
(だからと言っても痩せる気なんてサラサラないんですよw)
ということで早く涼しくなってくれないかとひたすら指折り数える夏がやってきました。
(いつも言ってますがこういう季節の話から入る時はネタの仕込が出来ていない時です。。)
この前のブログで「夏になるとこんな話を思い出します」って話がありましたが、長年不動産屋やってるとこの手の話って結構あるんです。
熱いコーラ事件とか
ふとんが吹っ飛んだ事件とか(ネタじゃなくてww)
水着事件とか
大停電事件とか
激闘!新聞屋事件とか
バス停事件とか(これは絶対書けませんw)
そんなこと言ってると四季折々で事件があるから夏に拘る必要もありませんがワタクシの経験上やはり事件は夏が多いです。
たぶんこれってお盆休みとかにどこの会社も休みでワタクシを最後の砦と見られてるからじゃないかと思いますが「どこまで便利屋替わりに使えば気が済むのよw」って話がよくありました。
(夏の暑い時期に冷蔵設備の回路が壊れて「オオカミさん、、業者が休みで来ないからなんとかしてー」なんて言われて修理に行ったなんて事もありますw。)
夏に冷蔵庫が壊れるなんてなんて不運なのか。。。ま、壊れなくても悲劇は起こります。
本日はこの話をします。(本日はこの手の事件でよく登場する〇ンチは登場しません。ご安心してお読みください)
さて、
今から数年前の話です。
六本木駅近くの売りビルの仲介をやった時の話。
8億くらいのビルだったのですがこのビル、売り出されたときは空ビルでした。リーマンショック後だったのでこの手のビルの需要なんて皆無だったのですが立地がいいので結構引き合いがありました。(この話。守秘義務もある話なのでここで書いて大丈夫か若干心配ですw)
飲食ビルだったのでこの物件を買おうとしている方はやはりそっち系の法人ばかり。
場所柄ここで飲食系ビジネスを派手にやろうなんて方って基本的に七三分けのサラリーマンが社員さんがいるような法人じゃありません。
ガラシャツの第二ボタンまで外したいかにも「ウィー、、今朝は5時まで飲んじゃったよww」みたいな方ばかり。
しかし、この物件の売主さんは「生まれてこの方、折り目正しい生き方してきました!!」ってのがひと目でわかるようなご老人。。
案内していてもとてもミスマッチなのは明白。(こういうアンバランスな仲介がイヤなんです)
またこういう第二ボタンまであけてる系の方、、発言も表裏なんてありません。。
なんでもズバズバと売主さんが機嫌悪くなりそうなことをデカイ声で言うんですww
「チッ!なんだよこの部屋。。今までどうやって使ってたんだよ。。きったねーなー」
この第二ボタン、、売主さんはスリッパなのに足が汚れるからといって土足のままドカドカとあがったりします。。。
こっちは売主さんの性格知ってますからこのやり取りを見ている売主さんの表情がだんだん曇って来てるのなんて顔を見なくてもわかりますw。(てか表情を見るのが怖いです。。。)
第二ボタンの買主を連れてきた仲介さんはというと階段の外で聞こえない振りしてどこかに電話してます。。(私はなにも知りません、、聞こえません、見えませんって感じです)
普通こういう時って買主さん側の仲介さんが案内するものです。
建物を良く知ってる方に案内して貰った方がいいですよなんてほざいてこっちにムチャ振りするのやめて欲しいもんです。ったく。。。
本物件のことをこのメンバーで一番良く知るワタクシ。。
案内してるときに「この部屋だけは見せたくないな・・・」って部屋がありました。。
はい。厨房設備にある部屋です。
馬鹿デカい保冷設備のあるこの部屋ですが、この部屋と言うか店舗部分、、賃借人が夜逃げしてしまった部屋なので備品などがそのまま残されています。
客室を見たくらいで「んだよー、、きったねーなー。。これ元に戻すのいくら掛かんだよー」とかブチブチ文句垂れる第二ボタン。。厨房のあまりの凄惨さを見たら「てめーら!!こんな物件買えるかー!!」とか言って殴りかかられそうですw。
マメ知識ですが、内見の最初のころから文句垂れる人って結局なんだかんだ言って買わないというのが世の常識です。
経験上、最初の5分で「この内見は終わったなー」と思ってたのですがこの第二ボタン。。
「一応全部見るから案内してよ」と凄惨な厨房まで見たいと言い出しました。
売主さんはもう「こいつら絶対買わないな」と感じてたので「これ以上恥の上塗りはしたくないからこれで終わりにしよう」とワタクシに言ってきます。しかし第二ボタンは見たいと言います。。
(あ、買主仲介はこの時点でどこかに行ってしまいました。姿が見えません。。。)
元付けの役目としてはもしかしたら「なんだかんだ言ってもこの物件気に入ってるんじゃねーの」と思い込むしかありません。(これも仲介の務めです)
どこかにきっとネコくらいの大きさのネズミが息を潜めて待機してるだろう凄惨な厨房へ案内することにしました。
ドアを開けると厨房の中からガサゴソと音がしました。向かって右側のシンクの下と正面奥の棚のあたりです。
ちょうど修学旅行で夜中までマクラ投げして騒いでる生徒がいないか巡回する生活指導の先生になった気分です。。
あー、、やっぱりなにかいるなー。。。
直感的にこの部屋で何が起こっているか理解出来るくらいのガサゴソです。。
さて、第二ボタンはそんなのまったく気にするとことなくズカズカ厨房の中に入っていきます。
言い忘れましたがこのビルは空ビルです。
店舗の空ビルです。余計な電気を使いたくないでしょうから当然メインブレーカーから電源落としてます。
しかしここは夜逃げで厨房用品ごと捨てられた部屋。。そして推定30センチくらいのネズミの雰囲気。。。
冷蔵庫の中身って・・・いやいや、、、考えるのはよそう。。。。そんなこと考えたらこの部屋には居れません。。。
想像したくないですが室内温度は推定35度。。埼玉県熊谷市の夏の平均気温です。
電源が入っていない冷蔵庫の中ってちゃんと片付けていってますよね。。(あーもういやだ。。)
しかし、第二ボタン、あろうことかこの冷蔵庫の扉に今、まさに手を掛けようとしてます。。(あーーーーーー!!!)
「くぁw世drftgyふじこlp;@:「」」
「お”わ”------------!!!」
(だれか「お」とか「わ」の濁点付ける方法教えてください)
第二ボタンの今まで耳にしたことがない人間じゃい生物のような叫び声が聞こえてきましたが、、申し訳ないですがワタクシ、、一足早く部屋から逃げてしまいました。。。
結果ですが明日も普段どおりの営業予定だったかのようにしこたま仕入れた食材がそのまま冷蔵庫と冷凍庫にデポされていました。。。
感覚としては火事の時のバックドラフト・・・と言ったらわかりやすいでしょうか。。
えぇ、、酸素が足りない所に一気に酸素が入って臭気が一気に部屋に充満した感覚です。。。
部屋の中は見たこと無いくらい大量な小さい生物が飛び回りあのガサゴソ音があちこちから聞こえてきます。(何匹潜んでいるのよw)
ワタクシ、一応不動産屋なのでこういう恐ろしい臨場(なんの臨場かは触れませんけど)を経験してますがこれがおそらく最大級の怖さです。。。(だって対象がこの時点でヒトじゃないんですもん)
ブンブンと飛び回るハネの付いた物体に床はこの第二ボタンの号令で逃げ惑うネコみたいな生物(推定)。
スライムを手で触りすぎてドス黒く変色したなんかの物体X。そして部屋の熱気とすえたような匂い。。。
ワタクシの脳内想像図はこんな感じです。

ワイルドだろーw
この物件、、ここからいろいろあって最後は売れましたが(違うヒトが買いましたよw)夏ってのはこんなことが起こります。
これからの季節に物件の内見に出かけるヒトがいるかと思いますが
「このドアを開けるとどうなるか・・・?」
(こういうのを危険予知(略してKY)と言います。)
バイオハザードだって「このドア開けたら絶対何かいるんだよなー」くらいわかるじゃないですか。。
くれぐれもご用心ください。。。

いつものウ〇チの話のほうがマシなんじゃんw