こんにちは。


冒頭からのカレーとソフトクリームの画像。。
(本日のブログとはあまり関係ありません。。。。)
さて、
昨日はキレイにまとめるつもりでおフランスネタでしたが、、なんでしょう。。コメント少ないです。。(皆様のコメントもどことなくよそ行きのような気がします)
明日から仙台にセミナーやりにいくのに行きの新幹線で必死にコメント返すのも大変なので今日書くのはどうかと思ってましたが、、、やはりこっちの方がウケがいいので敢えて今日のネタにします。
えぇ、、舌の根も乾かぬうちに●●チネタです。。。。すみません。。(申し訳ないので出来るだけ直接表記は避けて書きます)
(このネタ、先週
かもじゅうさんとブログ順位を争っていた時に温めてたネタです。今度は
必殺さんが
次の刺客で上がってきたのでこのタイミングで投入ですw。)
ということで、ワタクシがこの業界に入って一番最初に遭遇した
こっち系の事件でも書こうかと。。。
今から●年前。。。まだ賃貸でブイブイやってた頃のお話です。
当時は賃貸やりながら時々収益物件を売るという感じでしたがめずらしく1億超えの収益を1棟売りました。
新築だったので管理も楽じゃんということで同時に管理契約もいただきました。(これがそもそもの間違いなんですけど)
管理費は賃料の5%。
まぁ、今でも相場の管理料じゃないかと思いますがこれで賃料管理や月に一度の電気メーター読みとそのた諸々の雑務をやってました。
最初の半年くらいはなんにも無かったのですがここは渋谷。。
ウラ路地の建物でしたので結構危険な匂いがしていました。
近隣の建物が片っ端落書きされ、行ったことないですがニューヨークの地下鉄みたいなバイオレンスさが漂う雰囲気の立地。。当初、新築だったので被害は無かったのですが半年くらいしたころから何となく落書きされそうな不穏は空気が漂い始めました。。
最初の被害は12月上旬。
1階のテナントのシャッターに意味不明なスプレー落書きをされました。
この落書き。。消えそうでなかなか消えません。。
無理に消そうとするとシャッターの表面の塗装まで剥げ落ちてしまいそうになります。
プロに頼んで消して貰ったのですが消しても消しても落書き攻撃は収まりませんでした。。
そんな中のクリスマスの晩。。事件は起こりました。
実際に通報があったのは翌日の朝ですが、ビルの非常階段で
創作活動されました。。。(もうこのクダリいちいち大文字にしません。。)
朝イチで「階段に
創作活動された」と連絡があり、駆けつけると、、、
えーっと、、、この表現ってわかりにくいですね・・・おわかりでしょうか。。。
本来ならここでお絵かきエディター発動してわかりやすく丁寧に説明しないといけないところですが、、、、これは図解してはマズイでしょう。。(本日は金曜日。みなさん、どこかで友人と楽しく飲みながらここをお読みのはずですw)
ということで図解は割愛です。。(武士の情けとも言います)
文字で説明すると一言でいって
「オブジェ」です。。
跳ねるところは跳ねてはらうところはきっちりはらいと誠に几帳面な形をした体長25センチ程度の作品でした。。。
(だからブログ冒頭に写真と本文は一切関係がありませんってw)
どことなく「人」という漢字に読めなくもありません。。。しかし、この
作品にはおまけがついてました。
ご丁寧に作者と思われる人の履いていたジーンズとシャツとパンツが脱ぎ捨てられてましたww。この
作品の撤去は管理会社であるワタクシの仕事。。(そのために賃料の5%というお金をいただいてます)
バケツに水を汲んで丁寧に拭き取り作業です。。。
こんな冬の時期。東京はまず雨なんて降りませんから
カラカラ天気です。
そんな時期に
一晩寝かせたカレーのような作品をされてしまうといい感じに固まってしまいます。
作者はそこまで入念に計算したのか先端部は鋭利にそそり立ってます。。。ま、逆を言えば固まりですから作品の下部にチリトリでも入れれば簡単に取れるんじゃないかと思いスッと非常階段の
上板と作品の隙間にチリトリを入れてみました。。(ここはあまり想像しない方が身のためですw)
しかし、この作品。。予想に反して中は
半熟でした。。。。。。。
えぇ、、、パカっとふたつに割れてしまいました。。これは困りました。。。
こんな結末が予想されるなら最初から袋か何かでエイっと一気に掴んでしまえば良かったです。。
ここから先は手作業で雑巾拭きしか道はありません。(この時点でもう自分が人間であるという事は捨てました)
まだ当時はこの業界に夢を持ってました。(
ギロッポンでおねーちゃんブイブイ言わしたり・・・)
ワタクシ、たぶんこの時にこの業界の厳しさというものを知ってしまったんじゃないかと思います。。
不動産管理。。。なんて因果な商売でしょう。。(
クマさんのブログをこの頃から読んでいればきっとワタクシ、この業界には居なかったかも知れません。)
クリスマスの朝。。
皆さん道すがら心なし幸せそうな顔で歩いてます。
しかしワタクシはウ●●拭き。。「ちっ!なんでこんなことしなきゃいけねーんだよ!!」
まだ若かりし頃のワタクシ。。どこかに八つ当たり出来るものならとっくに実行してたと思います。
そこへ
携帯の着信音が鳴りました。ぷるりんこー♪
しかしこの着信音、、ワタクシの携帯じゃありません。。。。
発信源は本作品の作者と思わしき方のジーンズのポケットからです。。。。。
しかしその着信音はすぐ切れました。
今よりアタマが切れてたころのワタクシです。
この数回の着信音がどのような意味を持つか瞬時にわかりました。
要約すると
・なんで俺ってこんなカッコなんだろ(心なしお尻に若干の違和感アリ)
・あれ昨日はどこで飲んだんだっけ・・・?(記憶が飛んで思いだせねー)
・そいいや携帯もねーし
・あ、ワリィワリィ 携帯貸してくんね?俺の携帯どっかいっちゃったよ
・あれ?着信するな・・・どこにあんだよ。。俺の携帯。。
・は!待て待て、、待てよ。。。もしかして・・・ガチャ!こんな感じでしょうか。。
普通こういう
作品を残されてもほとんどのケース泣き寝入りです。(いちいちこんな作品に名前残す人なんて見たことありません)
しかし今回のケース。。
ご丁寧に「
作者とお話まで出来る特典」まで付いてます。。
神はワタクシを見捨てていなかったんですね。。(神様・・・スペサンです)
速攻でコールバックします。。ぷるりんこー♪
出ません。。
ではもう一度。。
出ません。。
では更にもう一度。。
やっぱり出ません。。
しつこく何回も発信してたら今度は違う電話番号で着信がありました。。
声の主はこの携帯を持つ人に友人と名乗るやつ。
友人「すみませーん。その携帯、今どこにあるんですか?」
狼「えーと、、渋谷の●ン●の前ですけど?」
友人「え?ハチ公前?ちょww、いや、、そうーじゃなくてwww」
(妙にウケてますwしかもボケまでかまされました。)
こちらの惨状を切実に話すと電話口の友人、黙り込んでしまいました。
たぶんコイツは作品の作者でしょう。。(この間は間違いないです)
狼「君が誰でもいいんだけど、本人来ないと携帯は返さないよ」
これだけの甚大な被害です(精神的)。少しくらい清掃代貰ってもバチはあたりません。。
狼「とにかく今すぐ取りに来て。来ないと警察に携帯持っていくから」
しばらくしてノコノコとやって来ました。。
なんか普通のあんちゃんです。
狼「これ君の?」
脱ぎ捨てられた服を指差します。。
友人「え?違いますけど・・」
違うんだったら携帯は返しません。。
本人が来なければ警察に届けるからと言って揺さぶりました。(こいつが本人なんでしょうけどw)
友人「本人じゃないですけど・・・代理の・・・」
うっせーってのw
警察に届けるか本人が来るかどっちかしかありません。。(オオカミの2択です)
しばらく押し問答しましたが白状しました。
作者「すみません。。私が本人です。。」(犯人と判明したのでここより呼称を「作者」とさせていただきます)
狼「じゃあ清掃代請求するけどお金ある?」
後日請求なんて生ぬるい事言ってもどうせ払ってなんてくれません。その場で回収です。
作者「これしか持ってません・・・」
出てきたお金は6000円。
それじゃ全然足りません。
ムカついて「全然っ足りねーよ!」とか言っちゃいました。。
「足りない分は後日払いますから」と言うので「友人でもだれでもここに呼べ」と一瞬考えたのですがこちらは一人です。
もし増援の応援部隊が多数だとワタクシ返り討ちに遭うかもしれませんw。(だってここは渋谷ですからw)
ここは冷静に考えて・・・・と。
狼「じゃあ請求書送るからここに住所と名前書いて。。あと身分証明書ある?」
この辺はルーチンワークなのでお手のものです。しかしこいつ身分証持ってません。。
作者「身分証はジーンズのポケットに入ってると・・・」
ありました。。
ジーンズの逆のポケットに入ってました。。わりとマトモな勤務先。これなら逃げないでしょう。。
また、所持金全部奪うとなんか恐喝っぽいので後日全額払うということで終了。。。
(これで取りっぱぐれたらやっぱり泣き寝入りだったかもしれないです。。よかった。)
除去作業中、、結構気をつけていたのですが帰りの電車の中の視線が痛かったのを今でも覚えてます。。
そんな訳で、
この事件を境にワタクシのこっち系のネタは日に日に増えていきましたとさ。。。
大変長ったらしいお話でしたが話のポイントは
「
賃貸管理は大変です」という事です。。
おしまい。
さて、これから明日の仙台行きの準備です。
今回は牛タン食い放題と聞きかじってますので今から楽しみです。。
では良い週末を

てめー、、こんな話聞かされて良い週末なわけないじゃんw