火災警報発動。。
先日うちの収益マンションで火災報知器の誤作動騒ぎがありました。
最初はおとといの晩。初めて警報器のベルが発動したのですがそれはそれは大音響だったそうです。
部屋の住人から第一報を受けた電話口の後ろで鳴ってい火災警報音は130デシベル・64ビートの非常にタチの悪い打楽器でしたw。
警備会社が初期対応してくれたのですがその時はどこの火災検知器が作動したのか特定できず復旧させたため原因不明のままになってしまいました。(これがあとあと大問題に....)
なんでもそうですが業者さんに機器が故障して対応して貰う時、業者さんが現地に行くと何事も無かったかのように直っているときがあります。いわゆる「さっきまでおかしかったんだけどなー」ってやつです。
技術者の立場からするとこういうとき「不具合の状態の再現」が確認されないと「原因が不明のまま」なんとなくこれかなぁ?的な対応になり「多分問題ないと思うのでこれでとりあえず様子を見てください」となってしまうことがあります。
そんな訳でちゃんと直ってない「危険因子」を抱えたまま次の日の朝を迎えました。
えぇ、、早朝5時。。やはり事は起きました。
閑静な住宅街に響き渡る大音響。
いままでこの地域には消防設備を備えた集合住宅が無かったので2回目はパトカーまで出動する騒ぎにw。
当然なのですが一応、火災警報なので警備会社も警察も真っ先に火事を疑います。
警報のエリアは「1階階段・居室Aエリア」。階段は見ればすぐわかるので臨場した皆様はその時点で居室を疑います。。そこで彼らは該当の部屋全部にピンポンダッシュするんです。。。。
早朝の5時だろうが草木も眠る丑三つ時だろうが全く関係ありません。住人の安全確保に全力を注ぎます。
監視室の非常ベルをはじめ各フロアーに設置された火災報知器のベルが一斉にオーケストラ演奏を始めるわけですから大概の住人の皆さんは何事かと外に出てきますが一部屋だけうんともすんとも言わず部屋から出てこない部屋はピンポンダッシュの餌食になりました。
警備会社は消防設備すべてに精通しているわけではないので一次対応が済めば結構知らん顔です。
消防設備の会社もそんなに急には対応できません。
仕方がないのでワタクシがタクシー飛ばして対応しました。
消防設備はワタクシの得意科目ではないのですが電気回路くらいはわかります。
竣工図とにらめっこして出した結論は階段室横の小さい倉庫。経験的にここが怪しい。。。
図面上の機器のシンボルではここの検知器は煙検知型のものが付いてます。湿気の出そうなところは熱検知型にすると誤作動を防げるくらいは知っているので倉庫の湿り具合を考慮すると多分これかと。
この煙検知器が怪しいのですが見ると検知したというお知らせの赤いランプが光っていません。
後で聞いたのですが煙感知器は事象が発生すると作動し、事象が収まると勝手に復旧してしまうとか。。
てっきり発報したらそのまま復旧ボタンを押さない限りもとの状態には戻らないと勘違いしてました。。
(いわゆる保持回路ってやつです)
そこで住人さんからお風呂のお湯を提供して貰い湿気をあげる作戦に出ました。
結果・・ものの5分と経たずに発報。
犯人は90%コイツです。(100%と言えないところが現認していない弱み)
取り付けてわずか半年で誤報を出すとは、なんとも頼りない警報器です。
消防設備屋さんに電話して急遽、熱検知型の検知器を持ってきてもらい交換しておきました。
残り10%の確信がないのでこれでひと晩様子を見ましたがなんともないので今のところ100%コイツが犯人でしょう。
参考までに建築時に施工した消防設備屋さんに聞いたところ所轄の消防署に防火計画を出した際、消防署から倉庫も「熱感知」でなく「煙感知」にしろと指導されたそうです。
でも誤報が出れば責任はオーナー責任です。消防署ではありません。
最終的に安全を考えれば煙検知の方が当然、初期消火に威力を発揮するのはわかりますがなんともやり切れません。。
ご迷惑をお掛けした近隣住人さんと居住者さんにあやまりに行きました。
口では笑ってましたが目は決して笑っていませんでした。。。。
今回の話が面白かったらぽちっとお願いします。
今後の励みとさせていただきます。。。
↓↓↓↓↓↓↓

最初はおとといの晩。初めて警報器のベルが発動したのですがそれはそれは大音響だったそうです。
部屋の住人から第一報を受けた電話口の後ろで鳴ってい火災警報音は130デシベル・64ビートの非常にタチの悪い打楽器でしたw。
警備会社が初期対応してくれたのですがその時はどこの火災検知器が作動したのか特定できず復旧させたため原因不明のままになってしまいました。(これがあとあと大問題に....)
なんでもそうですが業者さんに機器が故障して対応して貰う時、業者さんが現地に行くと何事も無かったかのように直っているときがあります。いわゆる「さっきまでおかしかったんだけどなー」ってやつです。
技術者の立場からするとこういうとき「不具合の状態の再現」が確認されないと「原因が不明のまま」なんとなくこれかなぁ?的な対応になり「多分問題ないと思うのでこれでとりあえず様子を見てください」となってしまうことがあります。
そんな訳でちゃんと直ってない「危険因子」を抱えたまま次の日の朝を迎えました。
えぇ、、早朝5時。。やはり事は起きました。
閑静な住宅街に響き渡る大音響。
いままでこの地域には消防設備を備えた集合住宅が無かったので2回目はパトカーまで出動する騒ぎにw。
当然なのですが一応、火災警報なので警備会社も警察も真っ先に火事を疑います。
警報のエリアは「1階階段・居室Aエリア」。階段は見ればすぐわかるので臨場した皆様はその時点で居室を疑います。。そこで彼らは該当の部屋全部にピンポンダッシュするんです。。。。
早朝の5時だろうが草木も眠る丑三つ時だろうが全く関係ありません。住人の安全確保に全力を注ぎます。
監視室の非常ベルをはじめ各フロアーに設置された火災報知器のベルが一斉にオーケストラ演奏を始めるわけですから大概の住人の皆さんは何事かと外に出てきますが一部屋だけうんともすんとも言わず部屋から出てこない部屋はピンポンダッシュの餌食になりました。
警備会社は消防設備すべてに精通しているわけではないので一次対応が済めば結構知らん顔です。
消防設備の会社もそんなに急には対応できません。
仕方がないのでワタクシがタクシー飛ばして対応しました。
消防設備はワタクシの得意科目ではないのですが電気回路くらいはわかります。
竣工図とにらめっこして出した結論は階段室横の小さい倉庫。経験的にここが怪しい。。。
図面上の機器のシンボルではここの検知器は煙検知型のものが付いてます。湿気の出そうなところは熱検知型にすると誤作動を防げるくらいは知っているので倉庫の湿り具合を考慮すると多分これかと。
この煙検知器が怪しいのですが見ると検知したというお知らせの赤いランプが光っていません。
後で聞いたのですが煙感知器は事象が発生すると作動し、事象が収まると勝手に復旧してしまうとか。。
てっきり発報したらそのまま復旧ボタンを押さない限りもとの状態には戻らないと勘違いしてました。。
(いわゆる保持回路ってやつです)
そこで住人さんからお風呂のお湯を提供して貰い湿気をあげる作戦に出ました。
結果・・ものの5分と経たずに発報。
犯人は90%コイツです。(100%と言えないところが現認していない弱み)
取り付けてわずか半年で誤報を出すとは、なんとも頼りない警報器です。
消防設備屋さんに電話して急遽、熱検知型の検知器を持ってきてもらい交換しておきました。
残り10%の確信がないのでこれでひと晩様子を見ましたがなんともないので今のところ100%コイツが犯人でしょう。
参考までに建築時に施工した消防設備屋さんに聞いたところ所轄の消防署に防火計画を出した際、消防署から倉庫も「熱感知」でなく「煙感知」にしろと指導されたそうです。
でも誤報が出れば責任はオーナー責任です。消防署ではありません。
最終的に安全を考えれば煙検知の方が当然、初期消火に威力を発揮するのはわかりますがなんともやり切れません。。
ご迷惑をお掛けした近隣住人さんと居住者さんにあやまりに行きました。
口では笑ってましたが目は決して笑っていませんでした。。。。
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