3万3千人のコップの水の話。。。
明日は七夕なのでコメント欄開放しての「願い事募集」やりますw
こんにちは。
今年はやけに梅雨明けが早いなーと思ってたら、、今になって大雨になってます。。
特に西日本は信じられないくらい雨が降り続き、この雨が日曜まで続きそうだということなので持ってる物件が「崖や擁壁絡み」や「地盤の緩いところ」や「標高があまり高くないエリアの方」はいつもより警戒をお願いします。
さて、そんな大雨が降りしきる中、
20年以上前に起きた一連のオウム事件で死刑が確定していた死刑囚の刑の執行が行われました。(NHK、民法各社が今朝の9時頃から一斉に報道開始しましたがぶれないことで定評のあるテレ東は動じることなく通常放送でs以下略)
ワタクシがオウムという組織を始めて認識したのは衆議院選挙にオウムが一斉出馬をして水道橋の駅で象の帽子をかぶって踊る集団を目撃したときなのでバブル真っ盛りの1990年。。(当時大音響で聞こえてきた尊師のテーマ曲は未だに耳に残ってますw)
で、その選挙に大敗して(そりゃそうだってw)「選挙に負けたのは宗教弾圧だ」と思ったのか、「なら力ずくで日本を変えればいいじゃん」と武装化し始めて一連の事件を起こすわけですが、実はワタクシ、このオウムに何回か勧誘されたことがあるんです。。。(お断りしておきますが「ヨガで痩せるから」とかの類じゃありませんw)
ま、勧誘されたからと言ってそんな話にグラつくワタクシでもなく(当時から神様どころか他人すら一切信用しない唯我独尊なワタクシでしたからw)あの手この手で勧誘されてもガン無視だったのですが、当時はこのオウム以外にもいろいろな宗教団体があってその勧誘もハンパなかったです。。(
で、大抵の場合、この手の勧誘は学生時代に顔すら知らない別クラスのやつが卒業名簿を使い
「よー、久しぶり、、俺のこと覚えてる?」
なんて電話が来て
「久しぶりだから会わない?」
なんて話になりルノアールに呼び出され会いに行くと隣に見知らぬ笑顔のやつがいて必死に勧誘するもワタクシが拒絶すると
「え?なんで?どうして?(満面の笑顔)」
で「こんな素敵な話を断るオマエがおかしい」とばかりにそこから激しく何時間も攻め立てるのですが、
この中に偶然オウムの勧誘があったんです。
その時は他のエセ宗教の勧誘と同じだと思ってたので気にもしていなかったのですが、その数年後、日比谷線などでビニール袋に入った猛毒サリンを撒き散らし日本中を大混乱に陥れるなんて全く想像もしていませんでした。

しかもこの教祖、、当時日テレのとんねるずの番組にも普通に出演してたこともありワタクシも当時は新興宗教の一部くらいの認識しかありませんでしたよw
そしてあれから30年の月日が流れ去り、
ワタクシ先ほども、とある業者さんと契約後の引き渡し条件を巡り丁々発止しにそのルノアールに行ってきたわけですが、、、
そのはす向かいの席では気の小さそうな若い男の子が満面の笑顔の4人組に取り囲まれまるでカタに嵌められるかの如く仮想通貨の勧誘されてました。(うーむ、、時代が変わってもやってることはあまり変わりませんねーw)
その若い男の子、恐らくは「その儲け話、、ホントに儲かるの?」って疑ってたんじゃないかと思いますが、
その男の子を取り囲むように座り、
「いやいや、、これマジですげーからwww」
と目の下にクマが出来てる若い4人の男の子が必死に説得してたのを考えるとそう長い時間も掛からずに落ちたんじゃないかと思います。(途中で帰って来ちゃったので最後どうなったかはわかりませんが漏れ聞こえてきた話を超ポジティブに総合するとこの話に乗っかればこの男の子は来年には「億り人」になってるはずですw)
30年前の宗教の勧誘では、信者を勧誘して増やすと勧誘したやつのポイントがあがり「徳を積んだ」ということになるらしく手当たり次第に声を掛けて必死に勧誘していたそうなのですが、今の仮想通貨マルチなどは少しでも多く勧誘して自分の子ネズミを増やし、マルチビジネスの実業では取り返すことのできない自己資本を勧誘で回収しようとしてるようで勧誘される方はホントに迷惑なんじゃないかと思います。
ただあれです、
世の中には無作為に選んだ1000人の中に3人くらいは「え?そんな素敵な宗教団体があるんですか?」とか「え?そんな儲かる話があるならサラ金からでも引っ張ってカネ出します」ってロクに判断も出来ずにカタに嵌められちゃう人がいます。(ワタクシ、これをセンミツバカと呼んでますw)
勧誘する方も「1000人勧誘して3人バカがいれば御の字」くらいで考えていますから1000人のうち997人から「は?そんな話に乗っかるわけねーだろww」とルノアールでコップの水をぶっかけられたところで全くヘコたれません。(むしろ「愚直に信じたことをやれば成功する」なんて超ポジティブに考えるでしょうからその水が気持ちいいかもしれませんw)
その代わりセンミツバカの3人くらいは一度嵌めれば無限に嵌め続けることが出来るのでこんなのが100人くらい集まると首謀者は簡単にひと財産出来ちゃいます。(聞いた話では一度嵌められた人は何度も「前回も騙されたけどホントにホント、これが最後」と信じちゃうそうです)
ただこのセンミツバカを100人に増やすとなると確率論的に考えても3万3千人にコップの水をブッ掛けられなければなりません。。(鴨川シーワールドでシャチショーを最前列で見るのと似てます)
この辺を天秤に掛けて「俺は3万人から水をぶっかけられても金が欲しい」と思えばセンミツバカを100人集めることが出来ますが、「いや、そんなのとてもじゃないけど耐えられない」って人はせいぜい親ネズミの手先となりルノアールで一人一殺でコツコツとカタに嵌めるのが関の山でしょう。
これを「一人じゃ説得できないから」と4人タッグで勧誘すれば儲けは1/4.。。(なんかのアフィリエイトより実入りが少なそうです)
それでもこの「一人一殺組」も「愚直に信じたことをやれば成功する」ってとこだけはなぜか信じて疑いませんから(だから若くして自己啓発セミナーなんて行くもんじゃないんだってww)「一攫千金狙い」を続けてしまいいつまでも無駄な時間を費やし気が付いた頃には潰しの効かない歳になってしまい徐々に「アウトローなお金でも金は金」って考えるようになっちゃうんです。
「悪銭身に付かず」とはよく言ったものでたまたま偶然、やり方が嵌って儲かったお金ってのは継続収入にはなりにくいのですが、常に一攫千金を狙う人ってのはその「偶然な収入」が「必然な収入(俺様の実力w)」だと思い込む傾向があるそうなので今回の死刑執行のニュースをネタにご所有の不動産物件の後継者であるお子様達にこの週末でちょっとした「マネーリテラシー講座」を開いてみてはいかがでしょうか?(きっとお子様世代はオウム事件なんて知らないでしょうからそこから話せば結構喰いついてくるかもしれませんよww)
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なんて偉そうに書いててふと思いましたが、、、
よくよく考えてみればその「偶然の収入」の最たる業種が不動産仲介業じゃねーかよwww(しかもまさに今が緊急降下中じゃねーかとww)
あまりに身近すぎて気が付かなかったんじゃんw